新築の喜びと防犯への盲点

新築の家って、最高ですよね。夢にまで見た理想の間取り。新しいキッチン。ピカピカの床。
SNSに「マイホーム完成しました!」なんて投稿して、いいねもたくさんついて、友人から「遊びに行きたい!」とコメントが来る・・・至福のひとときです。
ですが、その家、もう誰かに狙われてるかもしれませんよ?「新築なのに防犯意識ゼロの家」は、犯罪者にとってボーナスステージです。
家を建てた直後こそ、防犯意識が甘くなる
新築住宅って、実は空き巣にとって最高のターゲットです。これは煽りではなく、事実としてそうなんです。
にもかかわらず、多くの人は「防犯はあとで考えればいい」「うちは大丈夫だろう」と油断します。
これ、まさにライオンがウヨウヨいるサバンナのど真ん中で「自分は狙われない」と信じて昼寝してるウサギと同じ。
そして気づいたときには、家の中が荒らされている。そういう現実が、日常のすぐ隣にあります。家を建てた直後こそ、防犯の意識をもっとも高めるべきなんです。
家を建てた直後こそ、防犯意識が薄れがち
新築引き渡しの前後というのは、とにかくやることが多いです。
引っ越し手配、各種契約、役所の手続き、ご近所への挨拶、家具選び・・そしてようやく荷物を運び込んだら、あとはひたすら「住む」ことに集中したくなる。
その気持ちはわかりますが、そのタイミングこそ、防犯において最も脆弱な期間なんです。
なぜなら、
- カーテンやブラインドが未設置で室内が丸見え
- 荷物の出入りで玄関が頻繁に開けっ放し
- 外構工事や植栽が未完成で死角が多い
- 生活リズムが安定しておらず不在時間が読まれやすい
防犯の穴がとにかく多い。
家電は新品。住人はまだ生活リズムが安定していない。防犯設備は後回し。ガードが甘い。つまり、最も「成功率が高い獲物」なんです。
プロの犯人から見れば、「下見の価値アリ」と見なされる条件がすべて揃っています。
多くの人は電気・ガス・水道の契約を真っ先に済ませるのに、「防犯」というライフラインは後回し。違いますよ、それ、優先順位が逆です。
「うちは大丈夫」という油断が危険を招く
「いやいや、うちは大丈夫だよ。ここらへん治安いいし、何も起きないでしょ?」
犯人はそんなあなたの心理を、ちゃんと見抜いています。
- 夜は真っ暗
- 留守時間が毎日同じ
- セキュリティ機器なし
- センサーライトすらなし
この「狙ってください」状態に、犯人が気づかないわけがない。むしろ、住人自ら「ここを狙え」というメッセージを発してるようなもの。
現に、侵入犯罪者の多くは「下見」をすることが分かっています。家の外観、カメラの有無、セキュリティステッカー、死角、時間帯の生活リズム・・犯人はあなたが思っている以上に観察している。
そして多くの被害者がこう言います。「まさか、うちが狙われるなんて思わなかった」と。
防犯対策を怠ったときの心理的・経済的リスク
ホームセキュリティを語ると、決まって出てくるのがこの言葉。
「でも、今まで被害に遭ったことないし。必要あるの?」
この考え方、めちゃくちゃ危険です。
保険未加入のまま「俺、今まで車で事故したことないから大丈夫」と言ってるのと同じです。たしかに、何も起きないかもしれない。でも、起きたときの代償が大きすぎるんですよ。
ここでは、あなたがまだ想像しきれていない本当のリスクを、経済面・心理面から容赦なく炙り出します。
盗難による金銭の損失は想像以上
空き巣に入られて、現金数万円盗まれただけだと思ってる?甘いです。そんなレベルじゃ済みません。
犯人は現金はもちろん、転売できるものも狙います。
- ノートパソコン
- タブレット、スマートフォン
- ブランドバッグ、時計
- 通帳、印鑑、保険証券
- 住宅ローンやマイナンバー関係の書類
目に見える被害額が20万円でも、書類やIDの悪用、クレカ不正利用が加われば、実質的被害は数十万円〜100万円オーバーなんて普通にある。
しかも、再取得にかかる時間と労力は金では換算できない。クレカ会社とのやりとり、警察への被害届、金融機関への連絡、再発行手続き・・会社を休んでこれを全部やる羽目になります。
そして何より、一度流出した個人情報は一生戻りません。
盗難被害って、財布からお金が減っただけじゃなくて、セキュリティが穴だらけになった状態なんです。
連続強盗「狙われた4つのエリア」に”闇名簿”の存在資産家だけでなく、どの家庭にも危険が迫っている
精神的ダメージと「家に住めなくなる」問題
もっと深刻なのは、精神的な後遺症です。空き巣に入られた直後、多くの被害者がこう言います。
- ここに住むのが気持ち悪い
- 毎晩、音がするたびにビクッとする
- 家が安全な場所じゃなくなった
金目のものを盗まれた以上に、心の拠り所を奪われた感覚のほうがはるかにツラいんです。
- お子さんが夜泣きをするようになる
- 奥さんが夜ひとりでトイレに行けなくなる
- 家族が「引っ越したい」と言い出す
これ、実際に起きてます。一度でも侵入を許すと、その家はもう自分を守れなかった場所として心に刻まれます。
最悪の場合、住み続けるのが苦痛で引っ越すなんてケースもある。住宅ローンを背負ったまま、「この家ではもう暮らせない」と訴える家族を前に、あなたは冷静でいられますか?
被害に遭ってからでは遅い理由
ここまで読んで「やっぱり怖いな」と思った方。正解です。
ホームセキュリティの本質は、被害をゼロにすることではなく、狙われない状態を作ることです。
空き巣犯はバカじゃありません。わざわざリスクの高い家(=セキュリティ対策がされている家)を狙わない。
ステッカーひとつ、センサーライトひとつで、「やめとこ」と思わせられる世界なんです。
つまり、狙われないためのシグナルを出せるかどうかがすべて。
そのシグナルを出すタイミングは「今この瞬間」しかないんです。
- 被害に遭ってからホームセキュリティ入れても、犯人はもうあなたの家を知っている
- 精神的な傷は、後からお金で治せない
- 家族の不安や不信は、手遅れになれば取り返せない
備えとは、起きる前にしかできない。当たり前すぎてスルーされがちですが、これ以上に本質的な事実はありません。
「安心」という価値を軽視するな
セキュリティって、防犯のために入れるものって思ってる人が多いんですが、実はそれ、ちょっと視点がズレてます。
本質はそこじゃなくて、不安や心配を気にしなくて済む状態を作ることなんですよね。
何かが起きてから慌てて対応するんじゃなくて、最初から起きないようにしておく。これ、暮らしの中ではめちゃくちゃ強いです。
日常の安心感が生活の質を高める
毎日、何かを気にしてるって、想像以上にストレスなんですよ。
鍵閉めたっけ? 窓開いてない? 留守中なにかあったらどうしよう・・って、地味に脳のリソース使われてるんですよね。
- スマホで家の状態が確認できる。
- 誰かが侵入しようとすればすぐ通知が来る。
- 外出中でも、家が守られていると分かる。
これだけで何が起きるか?頭の片隅にあった「万が一」が消える。つまり、不安に使ってた思考リソースが空く。
これ、地味だけどでかいです。家の中で「常に安心していられる」というのは、ストレスが抜けるということ。生産性も上がるし、家族関係も良くなるし、無駄な緊張がなくなる。
逆に言えば、防犯が甘い状態は、ずっと軽いストレスにさらされている状態。それを当たり前だと思ってるだけで、実はかなり損してます。
共働き・高齢者・子育て家庭にこそメリット大
- 共働き家庭で、昼間家に誰もいない
- 高齢の親がひとりで留守番している
- 子どもが小学生で、一人で帰ってくる
これ、全部「不安の種」ですよね。
セキュリティが入っていればどうなるか?
- 通知で子どもの帰宅がわかる。
- 親の動きがセンサーで把握できる。
- 不審者が近づけば即警報が鳴る。
つまり、自分が見ていない間も、家が働いてくれている状態になる。人間には限界があります。でも、セキュリティは24時間365日、文句ひとつ言わず働きます。
対策したけど「何も起きなかったこと」の意味
これ、本質です。
多くの人が「何も起きなかった=やらなくても良かったのでは?」と考える。でもそれ、逆です。
「何も起きなかったのは、備えていたから」です。
防犯の目的は、事件を解決することじゃない。事件を起こさせないこと。
そして、空き巣は下見をして「この家はやめておこう」と判断する。センサーやステッカー、カメラの存在が、「侵入のハードルが高い」と思わせる最大の武器になる。
つまり、事件が起きてないのは防いだからこそなんです。
ホームセキュリティの存在を忘れられるくらい、自分の生活に溶け込んだとき、初めてその価値を発揮するものです。
普及が進むホームセキュリティと空き巣減少の関係
「防犯なんてしなくても、今の日本は安全でしょ」と思ってる人、まだいますよね。
たしかに空き巣は減ってます。数字だけ見ると「安心」って言いたくなる気持ちもわかる。でも、それって自然に減ったわけじゃないんですよ。減ったのには理由がある。
結論から言うと、ホームセキュリティが空き巣という犯罪の形態そのものを変えてきた、という話です。
空き巣件数はこの20年で激減
警察庁の統計によれば、2002年に全国で発生した侵入窃盗(空き巣・忍び込みなど)は約35万件。それが2023年には、3万件以下。
実に90%以上の減少です。

この数字、ふつうに見過ごされがちなんですけど、めちゃくちゃ異常なレベルです。つまり、20年間で「空き巣という犯罪のジャンルが、ほぼ死にかけている」わけです。
ここで重要なのは、なぜここまで減ったのか? という問いです。
「景気がよくなったから?」→関係ありません。
「警察の取締りが強化されたから?」→それだけでは説明がつきません。
明らかに「何か」が、空き巣という犯罪を割に合わない行為に変えてしまったんです。
ホームセキュリティの普及率上昇との相関
その「何か」のひとつが、ホームセキュリティの急速な普及です。
機械警備って、もともとはオフィスビルや店舗、工場のためのものでした。でも今、一番伸びているのは住宅=ホームセキュリティです。
事実として、2011年から2020年の9年間で、住宅への機械警備導入数は1.4倍に増加しています。そして2015年以降は、ついに住宅が非住宅を上回ったままです。

つまり何が起きてるか?
「セキュリティは会社のもの」だった時代が終わり、自宅を守るという常識に完全にひっくり返ったということです。
セコム、アルソックといった大手はもちろん、最近ではスマートホーム連携型の自衛システム(カメラ、センサー、アプリ連動など)も爆発的に増えています。
さらに、ここ10年で変わったのは、「防犯=企業やお金持ちの話」だったものが、一般家庭の標準装備に近づいたことです。
- セキュリティステッカーを貼ってある家
- 防犯カメラが門柱に付いている家
- 夜間でも照明センサーが点灯する家
実際に住宅街を歩いてみると分かりますが、一般住宅にSECOMやALSOKのステッカー、防犯カメラが本当に当たり前のように貼られています。
門柱、玄関横、ポスト上。
もはや「防犯してます」とアピールするのではなく、「してないと不自然に見える」空気ができあがっているんですよね。
数字的にも、セコム、アルソックの契約件数は年々右肩上がり。防犯意識が社会全体で「見える形」に変わってきている。
空き巣犯からすれば、リスクが高い家は避けざるを得ない。逆に言えば、無防備な家ほど狙う理由がはっきりしているとも言えます。
ホームセキュリティの種類と特徴
ホームセキュリティと一口に言っても、やり方はひとつじゃありません。種類はざっくり分けて2つあります。
- プロに丸投げする「契約型」
- 自分で機材を導入する「DIY型」
どちらを選ぶかで、コストも効果も、安心の性質も変わってきます。「よくわからないからセコムにしておけばいい」は、もはや通用しない選び方です。
ここから先は、ちゃんと自分のリスク感覚に合った防犯を選ぶ時代です。
プロ契約型(セコム・アルソック)
- 警備員が駆けつけてくれる
- 異常があれば自動通報される
- 24時間監視体制
- カメラ・センサー・警報装置すべてコミ込み
要するに、「全部やってくれる」モデル。自宅に異常が起きたとき、人間が来てくれるというのが最大の強みです。
セコムは全国対応、アルソックは公共・法人系に強い印象ですが、個人宅でも両社とも高水準。ただし、それなりに初期費用と月額コストは発生します。
あと忘れがちなのが、設置には多少の工事が必要で、アパート・賃貸だと導入が制限されるケースもあります。
DIY型・スマートホーム連携型
最近急速に増えてきているのがこっち。
- Amazonで買える監視カメラ
- スマートロックや音声アラート
- AlexaやGoogle Homeと連携できる防犯設定
いわゆる「自衛型」セキュリティです。自分で選んで、自分で設置する。駆けつけサービスはないけど、初期費用が圧倒的に安い。
カメラもセンサーもスマホでリアルタイムに確認できるので、「自分で状況を把握できればOK」という人には十分実用レベルです。
特に戸建てよりもマンション住まいの人に多く導入されていて、物理的な防犯というより、可視化による抑止という側面が強いです。
難点は、自分で管理する必要があること。機械が壊れたら自分で対処。通知が来たら自分で判断。つまり全部自分でやるが前提です。
それぞれのメリット・デメリット比較
プロ契約型(セコム・アルソック) | DIY型・スマート連携型 | |
---|---|---|
対応力 | 駆けつけ・通報が自動で行われる | 通知は来るが判断は自分 |
安心感 | 圧倒的。放っておいてもいい | 自分で監視・対応が必要 |
費用 | 初期工事+月額費がかかる | 初期費用のみ/低コスト |
導入の手軽さ | 工事・契約ありでやや面倒 | すぐにネットで揃う |
カスタマイズ性 | パッケージ化されてる | 好みに合わせて拡張可能 |
向いている人 | 不在が多い、留守が心配 | IT慣れしている、自力で対応できる人 |
どっちが正解か? それは自身の暮らし方とリスク感覚次第です。
- 「何か起きても自分で対処できる」と思うなら、DIY型でコスパ重視もアリ。
- 「もしも」に耐えられないなら、契約型で命綱をプロに任せるのが合理的。
セキュリティって、やってる感で満足すると一番危ないです。ちゃんと、「守ってほしいポイント」と「その仕組みがあるかどうか」が一致してるか。
そこを詰めてから選んでください。
セコムとアルソック 警備の違いと選び方
「セコムとアルソック、正直どっちでも同じでしょ?」そう思ってる人、まだ多いんですが、実はけっこう違います。
似てるようで、意外と方向性が違う2社。どっちが上とかじゃなくて、どっちが合ってるかの話なんですよね。
防犯の成否って、契約した時点じゃなくて、何か起きたときに初めて差が出るんです。というわけで、ちゃんと比較して選びましょう。
セコムは「安心を買い取る」モデル
セコムとアルソックの料金を比較すると、表面的には、そこまで差がないと思うかもしれません。でもこの料金体系には、両社がどんな層に向けて設計しているかがはっきり表れています。
防犯・火災・ガス漏れ・高齢者の見守りまで、すべてのリスクをワンストップでカバー。
スマホ連携はもちろん、AI分析や画像認識技術も導入されていて、何も起きない状態を高精度で維持する力があるのが最大の武器です。
どのプランを選んでも初期費用が高めなのは明らかで、費用よりも確実性や安心感を重視する層に向けて構成されています。
言い換えれば、「対価を払ってでも、徹底した安全を確保したい、守って欲しい」と考える人たちにハマる設計です。
アルソックは「お手頃価格で始めたい」モデル
対してアルソックは導入ハードルをとことん下げる方向に振っています。
- 初期費用を抑えたレンタル
- 長期で安くなる買取プラン
- 初期0円で始められるゼロスタートプラン(これセコムにはない)
このゼロスタートはけっこう大きくて、「とにかく今すぐ始めたい」「とりあえず試してみたい」って人にとって、めちゃくちゃ都合がいい入り口なんですよね。
月額は高くなるけど、「まとまったお金がなくても防犯できる」っていうのは、中間層・若い家庭・住宅ローン真っ最中の世代に刺さるわけです。
セコムとアルソックの料金比較
プラン種別 | セコム(SECOM) | アルソック(ALSOK) |
---|---|---|
レンタルプラン | 月額7,920円 初期費用63,800円+保証金20,000円(返却) | 月額8,492円 初期費用57,750円 |
買取(お買い上げ)プラン | 月額5,060円 初期費用413,270円(工事費含む) | 月額4,070円 初期費用318,450円(工事費57,750円+機器費260,700円) |
ゼロスタートプラン | なし | 月額9,460円 初期費用0円 |
料金表を見て、「なんとなくセコムの方が高そう」「アルソックの方が安そう」と思った人・・それ、だいたい半分は合ってて、半分は間違ってます。
ホームセキュリティの費用って、めちゃくちゃ個別性が高いんですよ。
- 家の広さ
- 間取り(1階が広いのか、2階建てか)
- 設置場所(門、玄関、窓、庭の死角)
- 住んでいる地域(都心か地方か)
- 家族構成(子どもがいる、高齢者がいる etc.)
これらによって、初期費用も月額費用も、普通に何万円単位で変わります。
ネットに出てる「月額〇〇円〜」なんて、あなたの家には当てはまらない可能性の方が高い。比較サイトを見て満足してる時点で、すでにズレてるんです。
じゃあどうすれば? → 資料請求してください
セコムもアルソックも、資料請求は無料。オンラインで2〜3分で完了。「とりあえず話を聞いてみるだけ」でも、営業がしつこく来ることはまずありません。
むしろ、家の間取り図を出して具体的な提案を受けてみないと、どこにリスクがあるかすら見えてきません。
だから、やることはシンプルです。
- セコムとアルソック、両方に資料請求して
- 実際のプランを比較して
- 「どこが、どれくらい、どう違うか」を自分の家に当てはめて判断する
ここまでやってから「選ぶ」っていうのが、本来の流れです。間違っても公式サイトだけ見て決めるなんてことは厳禁だ。
今すぐに請求する
迷ってる人ほど、すぐやってくださいね
この手のことって、放置しがちなんですよね。「いつかやろう」「落ち着いたらやろう」って言ってるうちに、1年、2年平気で経ってしまう。
防犯においては、何もしてない状態で時間が過ぎるっていうのがいちばんリスクです。今すぐ動けば、被害はゼロで済むかもしれない。でも、何かあってからだと、そのときにはもう遅いんです。
思い立ったら、今すぐやってください。あとでやる人ほど、ずっとやらないんで。
我が家の体験談 導入して感じた生活の変化
「ホームセキュリティって、実際に入れるとどうなるの?」資料や比較記事だけでは見えないのが、生活に組み込んだ後のリアルな感覚です。
ここでは、我が家が実際にセキュリティを導入して感じた変化を、正直にお話しします。これから導入を検討している方にとって、ひとつの参考になれば幸いです。
なぜ導入を決めたのか
我が家がホームセキュリティを入れようと決めたのは、「近所で空き巣が入った」という話を聞いたのがきっかけでした。
それまでは「大丈夫だろう」と思っていたんです。実際に治安も悪くなかったし、防犯意識も正直そこまで高くなかった。
でも、その空き巣被害は昼間のほんの数十分、しかも在宅中の家族がいるタイミング。「え、いるのに入ってくるの…?」というショックがあって、一気に現実味が出てきたんですよね。
「備えようと思ってるうちに、起きる可能性ってあるんだ」と思って、すぐに資料請求。結果的に、思い立ったあの時に動いて本当に良かったと、今では思っています。
実際に使ってみて感じた安心感
まず一番大きかったのは、不安が消えたというより、不安を考えなくて済むようになったという変化です。
例えば、夜中に物音がしたとき。以前なら「誰かいる?」「鍵閉めた?」と一気に心拍数が上がっていましたが、今は「あ、センサー反応ないから大丈夫」で終わり。
外出中も、アプリで状況が確認できるし、異常があればすぐに通知が飛んでくる。家がちゃんと見ててくれるという安心感は、予想以上にストレスを減らしてくれました。
実際、導入してから睡眠の質が上がったと感じてます。これは地味だけど大きい。
動くなら、何も起きてない今しかない
ホームセキュリティって正直、入れたからといって、何かが劇的に変わるものではありません。何も起きない日々が、当たり前になるという意味では、生活を根本から変えてくれる存在です。
我が家は導入して、安心と、意識の変化を手に入れました。防犯で悩んでいる人がいるなら、今が動くタイミングだと思います。
なぜなら、何も起きていない今この瞬間が、一番リスクが小さく、選択肢が広いからです。
安心は後回しにできないインフラ
ここまでの話を読んで、「やばいな」「そろそろやっとくか」と感じた方、それだけでも十分感度高めです。
防犯って、誰にも強制されないんですよね。
税金みたいに義務でもないし、保険みたいに営業がかけてくるわけでもない。自分で気づいて、自分で動くしかない。
だからこそ、やってる人とやってない人の差が、めちゃくちゃつきやすい分野です。
で、面白いのが、防犯対策ってちゃんとやってる感を出すだけでも効果があるってところ。本格的な導入をしなくても、意識がある家庭とない家庭って、外から見てけっこうわかるんですよね。
だから、何かを買うより先に、備えるマインドを持ってるかが問われてる気がします。
この記事が「何もしない」から「ちょっとやってみようかな」へのきっかけになればうれしいです。